排卵検査薬をお勧めする理由
月々の排卵を把握する上で便利なアイテムとされている排卵検査薬。
排卵期を知るなら基礎体温計があれば十分でしょ!と感じる方も多いと思いますが、そんな中でも排卵検査薬を使用する人達がいるのは何故なのでしょうか。
最近の基礎体温計は見た目も可愛らしく、多機能で便利な製品が多くなってきています。
基礎体温計を使い、満足のいく使い方や結果が得られている方であれば、敢えて排卵検査薬に手を伸ばす機会などないのかもしれません。
ですが、どんなに高機能となってきている基礎体温計であっても厄介な一面はあるもの。
毎日同じ時間に計測をしなければ正確なデータが得られない事実があることで、継続することが難しいと感じる女性は少なからず存在するものです。
もちろん、何度か計測を忘れたところでそれが排卵期の予測に大きく影響するという訳でもありませんが、排卵のベストタイミングを知る上では信憑性に欠けてしまう部分があります。
多少排卵期にズレが生じたところで、基礎体温計は健康管理アイテムだから...と割り切れる方であれば特に問題はないのかもしれません。
ですが、基礎体温計を妊娠を目的に使用している方の場合は、少しのズレが大きな誤算に繋がり、なかなか妊娠できない...といった状況を生んでしまう恐れもあります。
排卵検査薬は、基礎体温計を続けることが難しい、続けてはいるけれど時々測り忘れてデータに確信が得られないといった方々にお勧めできる便利アイテムです。
妊娠を望んでいる方であればもちろんのこと、自分の排卵のタイミングを知りたい、排卵が正常にあるか把握したいという方にも、有益に使って頂ける自己検査薬となっています。
排卵検査薬の品質と信憑性について
最近では基礎体温計同様、通販サイト等で様々な種類の排卵検査薬を目にすることができるようになりました。
ですが、中でもこれが一番!とお勧めすることは難しく、それだけどの製品も品質自体に実質的な違いはありません。
異なる面と言えば価格やその使い方だけで、どの排卵検査薬を使ってもその結果には同様の信憑性があります。
つまり、高ければそれだけ品質も良い、安い分信憑性に欠ける...といったような心配は無用と言えるのです。
では、何を基準に排卵検査薬を選択すればいいのか...というと、これには個人差が生じるかと思います。
正直言って実際に使ってみなくては、どのタイプが自分にとって使いやすいものなのかはわからない面があるのです。
ですが一度試しに使ってみることで、例えば検出部や検査紙は大きい方がいいなど、自分なりの基準というものがでてくるようになるかと思います。
品質に差はなく、あとは自分の使い勝手の問題ということはつまり、手始めとして使う商品は一番格安なものでも構わないということです。
まずは費用負担の軽いものから使ってみて、その商品から自分なりの良し悪しを決めてみることをお勧めします。
またそれでも、価格差があるということは品質にも差があるのでは...と不安を感じる方については、一度下記の排卵検査薬の仕組みについて目を通して頂けたらと思います。
当然ではありますが費用については各自ご自由にして頂けるものですので、一参考までにご覧ください。
排卵検査薬の多くは紙製で、排卵前に上昇する黄体ホルモンの量を感知して色が変わり、陰性か陽性かの判断は自分で行うことになります。
色の変化については黄体ホルモンの反応に左右され、凄く濃く変化することもあれば、微妙に色が変わるのみといったこともあります。
排卵検査薬は感度が非常に高く設定されていますので、黄体ホルモンの上昇を敏感に察知してまう=排卵期を長く検出してしまうこともあるほどです。
言ってしまえば、こうした感度が高すぎる一面が排卵検査薬のメリットでもデメリットでもあるのですが、これは紙製の検査紙全てが抱えている特性となっています。
ですのでこのサイトでは、価格が安い排卵検査薬でも十分に使えるということを敢えて提示させて頂いています。
排卵検査薬の欠点を補うための工夫
どんなに便利なものでも欠点と呼べるべき一面が存在します。
そしてその一面についても、人それぞれ感じる箇所や度合いなどには違いが生じるものでしょう。
当然ながら基礎体温計や排卵検査薬といったアイテムにも、個人によっては不便と感じる一面を抱えているものです。
基礎体温計や排卵検査薬を使用することで、排卵のタイミングをばっちり掴み取れている人達は確かに存在します。
どちらも排卵期を知る上では非常に役立ち使えるアイテムには違いないのですが、これらのアイテムを使っていても排卵日をうまく特定できない人達はやはり存在するのです。
例えば、生理周期が安定しなかったり、ホルモンバランスやリズムが崩れがちだったりすることで、排卵期を特定することはとても難しいものになってしまいます。
だからこそ基礎体温計や排卵検査薬が役に立つのですが、元々こうした不安定さを抱えている人達にとっては、これらのアイテムを使ってもスムーズには排卵期の特定ができず、毎月訪れるタイミングを掴みきれないことも珍しくはありません。
排卵検査薬は非常に精度が高く、僅かな変化も見逃さないような一面を抱えています。
よりベストなタイミングに近づく程に検査紙の色は濃いものになるのですが、全ては自己判断となるため、中にはその判断が難しいと感じる人達も存在します。
生理周期が乱れがちといった事情を抱える方であれば尚更、その判断に戸惑う確率は高まるものでしょう。
つまり、身体のリズムが安定している方=比較的妊娠しやすい方に対しては大変に信憑性の高いアイテムと断言できるものの、身体のリズムが不安定な方=比較的妊娠しにくい方にとってはその見分けが難しく、今が本当にベストなタイミングであるのかどうかの判断を下しにくいアイテムにもなってしまうのです。
本来であれば、比較的妊娠しにくい事情を抱える人達にとって信憑性の高いアイテムとなるべき排卵検査薬なのですが、そうした方々にとっては排卵検査薬の高精度さ=メリットである面が、まるで欠点のように感じられてしまうことがあります。
そこで、排卵検査薬を使っていても排卵日の特定に苦労している方や自己判断に対する不安がある方に、使用上の幾つかの工夫についてご紹介します。
まずは単純なことですが、とにかくこまめに測定する!ということです。
こまめに測定するということは、それだけホルモンの変化をより細かに追うことができるということに繋がります。
ホルモンの変化を細かに把握しながら過ごしていけば、いつ来るかもわからない生理や排卵期にも備えることができるようになるはずです。
当然それだけ検査紙の枚数が必要になりますので、この上でもやはり費用負担の軽い安価な排卵検査薬を購入することをお勧めします。
また、ホルモン量が多めで紙製の検査薬では陽性期間が長くなってしまいがち...といった方には、デジタル式の排卵検査薬の使用もお勧めです。
デジタル式は結果を自分で見極める必要がなく、判断を検査薬に委ねることができます。
その分価格はそれなりなものになりますが、検査紙ではどうにも判断し辛く失敗続き...といった場合には、一度デジタル式の排卵検査薬も検討してみてください。
更に、排卵検査薬と基礎体温計を併用することで、それぞれの欠点を補い合うという選択もできます。
基礎体温計で身体のリズムを正確に測りつつ、低温期から高温期に移り変わるタイミングで念の為に排卵検査薬でチェックを行う。
これにより、双方のアイテムが抱えるデメリットを補い、排卵期の特定をより確実なものとして実現させることができます。
排卵期を知るための方法としては一番手間のかかる手段かもしれませんが、その分排卵期の信憑性は高まりますし、例えば女性特有の病気を患うようなことがあっても、その変化にもいち早く気付ける手段にもなってくれると思います。
いつか妊娠するために今できることをする
今すぐに子供が欲しい訳ではなくても、将来的には妊娠し出産することを考えているのなら、今からでもできることはあるものです。
何年も先のことだから準備自体もまだ先でいい...とつい考えてしまいがちですが、いざ自分が妊娠に向けて準備をし始めようと思った時には、準備期間が足りなくなって困る状況になることも十分に有り得ます。
妊娠と出産は、ただ健康でいれば問題なく実現できることは限りません。
パートナーとの関係性や不妊症の問題、ホルモンバランスの乱れなど、色々と乗り越えるべき壁が実在します。
精子とは違い、卵子には限りがあるという女性ならではのリスクも存在するからこそ、早め早めに準備をしておくことに決して無駄はないのです。
排卵検査薬や基礎体温計といったアイテムは、将来の妊娠のための準備アイテムとしても活用できます。
特に日頃から生理周期が乱れがちといった問題を抱えている人であれば、これらのアイテムを使用する習慣をつけることで、乱れている中でも自分なりのリズムが掴めるようになっていくでしょう。
更には、その乱れを正常にするための指針アイテムともなっていくはずです。
何より今からでもこれらのアイテムを使いこなす習慣を身につけておけば、いざ妊娠を望むようになった時、少しでも早いその実現に役立ってくれるはずです。
加えて、排卵検査薬や基礎体温計を使い続けることは、女性特有の病の兆候の察知にも役立ちます。
自分で自分の身体の異変に気付くことができれば、その分早い治療が実現できますので、いつか妊娠するための身体を健康なものにしておくための準備にも繋がってくれるはずです。
要はこれらのアイテムは、妊娠目的以外にも単純に女性の健康管理アイテムとして活用できものですので、女性が使用し続けていくこと自体に無駄がないものだったりするのです。
現時点で病の兆候がある、ホルモンバランスが乱れているといった自覚症状がある方は別として、健康で生理周期にもなんら問題がない方であれば、妊娠することに壁が生じるなど想像もつかないことかもしれません。
ですが、自分がいざ妊娠を真剣に考えるようになった時、自分の身体が妊娠しやすい身体であるかどうかは、今の自分自身に判断できるようなことではないのです。
たとえ具体的ではなくとも、将来的に妊娠することを望んでいるのであれば、今の自分にできることをコツコツと続けていくことが肝心だと思います。
もちろん準備をしなかったからといって妊娠できなくなる!ということではありません。
ですが、何か準備をし続けてきた人とそうでない人では、少なからず違いが生じるはずです。
この先この言葉の意味に気付けるようになった時、準備しておけば良かった...と後悔することのないよう、今自分にできることを見つめ直し、実際に始めていってもらえたらと思います。
排卵期とセックスのタイミングとは?
妊娠を実現させるためには、セックスをするタイミングというものも非常に重要なポイントになります。
中には、排卵期を勘違いしていたばかりにセックスのタイミング合わず、なかなか妊娠に繋がらずにいるケースも存在します。
基礎体温計を使っている方であればご存知でしょうが、基礎体温計の場合、低温期と高温期の二層に分かれるのが正常なグラフとなります。
そしてその体温の移行のタイミングこそが正に排卵期です。
排卵日には体温が一度グッと下がるので、グラフが平均的な方であればその判断は簡単なものだろうと思います。
ですが、グラフで排卵期を確認したということは既に排卵してしまったということでもあります。
卵細胞が生殖可能である時間は短く、寿命は長くても24時間程度のものです。
当然ながら新鮮な方が生殖能力は高くなりますので、妊娠の確率をより高めたい場合は、少なくとも排卵後6時間?12時間の間にセックスのタイミングを合わせることが理想的だったりします。
つまり、基礎体温計で排卵期を確信したその日の夜には、既により高い確率となるタイミングを逃してしまっている可能性があるのです。
いくら基礎体温計でそのタイミングをはかっていても、なかなか妊娠に繋がらない場合、こうした理由が隠れていることも考えられます。
では一体どうすればいいのかと言えば、ここでも役立つのが排卵検査薬です。
排卵検査薬は、排卵期前のホルモンの変化を追ってくれるものです。
実は、排卵検査薬で排卵期前のホルモンの変化に気付いた時点でセックスをしておけば、妊娠の確率を高めることができます。
その理由は、卵細胞と精子の寿命の違いにあります。
卵細胞の寿命は24時間程度とされていますが、精子の寿命は個人差があるものの3日程度と言われています。
つまり、排卵検査薬で排卵の前日や前々日がわかれば、そのタイミングでセックスをすることで、精子に生きたままの状態で卵子を待ち受けてもらうことができるのです。
当然、精子も少しでも新鮮なものであることに越したことはありませんが、下手に排卵するその時を狙うばかりに勘違いでチャンスを逃してしまうことを思えば、排卵期直前のセックスで寿命が比較的長い精子に卵子を待ち構えてもらう方が、妊娠の確率を上げることができるという理屈になります。