産後の変化


ワンステップ・クリアブルー


出産後の方が長い!

 

赤ちゃんが欲しいと思っている方にとって、妊娠や出産はひとつのゴールに違いありません。

 

しかし、言われてみれば当然だよねというような事柄の一つに、「出産後の方がずっと長い」というものがあります。

 

単純に比べることは不可能ですが、出産後の方が大変と言っても過言ではないのです。

 

そのときの心や体の準備は出来ているでしょうか。

 

産後の準備なんて今は良いじゃないと思われる方もいると思いますが、出産のダメージを残さず、しっかり子育てを開始するためには準備しておいて悪いことはありません。

 

産後の心の変化を予想しておいて、決め事やストレスの解消法を用意しておくことも有意義だと思います。

 

準備と言っても具体的に何を買えとかこれをしろという訳ではありません。ただ知っておくだけで良いのです。

 

ここでは産後のことを想像し、どんな覚悟が必要なのか、どんな変化が訪れる可能性があるのかということを少しだけお話しようと思います。

 

産後というと体型などの話しになり勝ちですが、ここではこのように、もっと漠然とした精神的な準備や覚悟についてお話しようと思います。

 

出産はスポーツ!…か?

 

まずは無事な出産が目標だというのはごもっともなのですが、人はゴールの手前で急激に意識がゆるみ、油断すると言います。

 

スポーツ心理学研究の実践応用で、本当のゴールよりも先の地点に自分だけのゴールを設定するというものがあります。

 

ゴールを頭の中での中間地点、もしくは通過点とすることで、最後の気の緩みをなくし、無意識にゴール前でブレーキをかけてしまうことを拒否します。

 

それで最後まで全力を尽くすことができる。

 

出産はゴールではなくあくまで通過点。そう考えることで最後まで全力で出産ができる。

 

しかし出産はスポーツではありません!
最後まで全力でやるも何も、全力でやるしかないことなのです。気の緩みも何もありませんよね?

 

そう、出産は人生においてもっとも苛酷なイベントの一つに違いありません。気を抜くことは許されない、文字通り命に関わる大きなことなのです。

 

だからこそ、出産は否応なしに体力が奪われますし、その後のダメージも大きい。

 

出産は自分の意思で気を抜くことのできない、無理やり限界を越えさせられるようなことなのです。

 

そこで、出産を通過点だと考えることがいかに大事なのかというお話になるのです。

 

妊活には排卵検査薬が強い味方になります。

 

ママとしてのスタートを力強く踏み出すために

 

出産後、あなたは名実ともに母となります。

 

その瞬間から育児ははじまり、子供中心の生活になることでしょう。

 

当然、多くの方は言われなくとも立派な母として、まるで生まれ変わったような、大袈裟に言えば別人になり替わるでしょう。

 

しかし出産のダメージは相当のものです。
大手術を終えた後のようなものですし、交通事故にあって入院するようなものだという話しも聞いたことがあります。

 

例え方は人それぞれでしょうが、負傷を追って一週間寝たきりになるのとあまり変わらない出来事が出産というものなのです。

 

そこで、まずあなたがやることはそのダメージを払いのけ、回復することです。そうしなければ何もはじまりません。

 

そうは言っても大人しく入院してお医者さんの言う通りにしていれば、普通に回復して退院して、普通に子育てを開始することになると思います。

 

そこまでの覚悟なんて必要ないと言えば必要ない。とりあえずお疲れ様ということでひたすら休めば良いと思います。

 

しかし、出産後のダメージは根強いものですし、切開の処置を受けたのでしたら嫌な痛みも付きまとうことでしょう。

 

どれだけしんどくても、痛くても、子供はお構いなしです。出産に引き続き、強制的に続く育児という苛酷で壮大なイベントです。

 

出産後の1〜2週間は、そう考えてみれば貴重なお休みです。しっかり体の回復を図れるのはもうしばらくこのタイミングしかないかもしれません。

 

だから漫然と休むのではなく、その休み時間を大事に、積極的に休養を取ることが大事だと思うのです。

 

精神論的な話ですが、そのような意味で、出産はあくまで通過点なのだ、本番はこれからなのだという風に心の準備をしておくことが大事なのではないでしょうか。

 

産後うつという言葉もあるくらいです。

 

原因を一つに絞るわけにはいきませんが、出産という行為で一種の完全燃焼をしてしまうこともその原因の一つになるのではないかと思います。

 

出産はあくまで通過点、と言われれば、そんなことは分かっているという気持ちになるかもしれませんが、ついつい忘れてしまうことでもあります。改めてしっかり意識してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

産後に変わるパパへの愛情

 

出産を経ると体や心には様々な変化が表れると言います。

 

個人差はあると思いますが、痛みやストレスに強くなるという長所らしいこともあれば、思考能力が一時的にすごく下がるという短所っぽいこともある。

 

あと精神面において母は強くなると言いますが、妊娠や出産を継起に旦那さんのことが嫌いになってしまうこともあると言います。

 

よく、子供ができたら子供が優先になって他のことは割とどうでもよくなるという話しは聞くので、その流れで父親への愛情が疎かになるのだろうと思うかもしれません。

 

しかしそんなレベルではなく、父親のことが嫌いになる、邪魔だと思うようになる、近寄って欲しくなくなるという過剰にも見える防衛本能が働いてしまうことがあるのだとか。

 

時間が解決するということもありますが、そのままということもあるようです。これは理屈でどうにかなるものではないのではないでしょうか。

 

男性にとってみれば恐ろしい話ではありますが、もし、妊娠や出産を機にそのような症状(?)に陥ってしまった方がいましたら、今だけかもしれないと様子を見るのも、精一杯嫌って離れるのもご夫婦の選択次第です。

 

あまりの嫌悪感から、非人道的な思考回路に支配されてしまうかもしれません。

 

旦那さんを傷つけてしまいたくなるかもしれません。嫌いだというアピールがしたくなって仕方ないかもしれない。

 

後で一人になって考えると悪いことをしたと罪悪感に悩まされることも多いでしょう。

 

しかし、そのような方はあなただけではありません。むしろ「産後のパパ嫌い」は頻繁に見られることだと言います。

 

気にするなというのは難しいですが、必要以上に思い悩むことのないよう、そのようなことがあるのだということ、そして意外に同じ体験を共有できる人はいるものだと考え、心の準備をしておくことが大事だと思います。

 

妻はもう別人かもしれないという覚悟

 

男性側としては、しっかり育児に参加し、育児を夫婦の共同作業として取り扱うことで「産後のパパ嫌い」を回避したり軽減したりすることができることもあります。

 

ある程度、自分の妻は子供のことを一番に考える人間になったのだと割り切る必要があるでしょう。既に自分に向けられる愛情はないとまで思って調度いいくらいかもしれません。

 

男性は出産というイベントを乗り越えていない分、すぐに父として生まれ変わるのは難しいことだと思います。

 

しかし妻は出産という大イベントを乗り越え、はっきり言ってあなたよりずっと大事なものが出来てしまったのです。

 

そのことをしっかり割り切り、頼りになるパパとして、しっかり子供に愛情を注いであげてください。

 

中には、父親が育児に関わることも許せないと思ってしまう程の人もいます。私の赤ちゃんに触らないで!とまで思う方もいるでしょう。

 

そのような場合は育児に参加しようとする努力がそのまま裏目に出てしまうこともあります。

 

救いのない話ではありますが、稀にこのようなこともあるようです。そのときにどのような選択をするか、どのように解決するのか、誰に相談するのか、予めよく考えておいてはいかがでしょうか。

 

もちろん、取り越し苦労になることが一番です。

 

しかしこのように、出産前と出産後では大きく変わってしまう何かがあるのだ、ということを漠然とでも覚悟しておくことが重要なのではないかと考え、このような話題に触れさせていただきました。

 

産後の方が長いことをよく考えて

 

あえて最後にもう一度言わせていただきますが、妊娠から出産の間よりも、出産後の方がずっと長いものです。

 

出産に集中し、万全の体制で挑むのは当然ですが、出産は言わば強制イベントです。

 

否応なく全力を出さざるを得ませんから、できることはご自分の健康に気を遣い、不安を払拭することに尽きると思います。

 

ところが出産後はそうではありません。

 

体の変化もそうですが、心の変化もすごく大きく、やるべきことや考えるべきこと、堪えることは無数にあります。

 

それは放棄することもできますし、おざなりにこなすことだってできるものです。そして思い通りにならない体や心はあなたにストレスを与えます。

 

もちろん、産後も変わらず、全く問題ないという方もいるでしょう。しかし万が一思ってもなかったような変化があった場合、そのストレスと戦う時間の方がずっと長くなってしまうのです。

 

だからこそ、ずっとずっと大きな覚悟と準備が必要なのではないでしょうか。