高齢出産のリスク
高齢出産のリスクとして最も多く取り上げられることとして、ダウン症の子供が産まれてしまう確率が高まってしまう、ということです。
確かに20歳未満では赤ちゃんの2000人に1人程度の割合でダウン症の赤ちゃんが生まれます。
しかし、35歳以上の高齢出産になると400人に1人となりますし、45歳以上になると30人に1人なります。
このように年齢を重ねることによって次第にダウン症の赤ちゃんが生まれる危険性が高まるのです。
ダウン症というのは常染色体のうちの21番染色体に異常が起きることで発症します。
このダウン症というのは、遺伝的な要素ではなく偶然的に起こるといわれているのです。
ダウン症の症状というのは特有の顔つきや知能、運動能力における発達が遅れるなどが挙げられます。
心臓病をはじめ、合併症を誘発する可能性もあります。
少し前まではダウン症の子供というのは短命であるといわれてきましたが、現在では医学が飛躍的に進歩したことによって寿命は少しずつ長くなってきているのです。
高齢出産でダウン症の確率が上昇する理由というのは、年齢を重ねることで卵子がダメージを受けるからだといわれています。
そのため、卵子のダメージが少しでも少ないうちに、妊娠をし、出産をするというのが理想ではあります。