妊娠できないのは相性が原因?
なかなか妊娠ができない状況が現実にあると、パートナーとの相性を疑ってしまったりもします。
女性からすれば、セックスの回数自体が少なかったりすると、私に興味がなくなってしまったのか、
子供が欲しいと思っていないのではないか、浮気をしているのではないか...など、疑わしい面も増えてくるもの。
だからと言って自分から積極的になるのも恥ずかしい、子供をつくるためだけのセックスになるのも何かが違う...
そんな風に悩みを抱え、これからどうすればいいのか不安を感じたりしてしまいます。
一方男性からすれば、単にセックスはセックスとして楽しみたいという考え方を持っていたり、
相手が子供を望んでいることでプレッシャーを感じてしまったり、時には精神状態や肉体的疲労から性欲自体が吹き飛んでしまうということもあります。
子供を授かるということはそもそもが簡単で単純なことなどではありません。
どんなに健康な男女がセックスをしていても、お互いにタイミングを合わせることができなければ、新しい命の誕生には繋がらないのです。
なかなか妊娠できない悩みの原因には、確かにフィーリングの不一致といった問題も存在するものでしょう。
ですが単純にセックスをするタイミングが悪いせいで、そのチャンスを逃している可能性も確かにあるものです。
あなたが妊娠できないと悩んでいる原因は、本当にパートナーとの相性に問題があるのでしょうか?
ひょっとしたら...と思い当たる面が少しでもあるのなら、今一度自分の身体やセックスのタイミングというものについて見つめ直してみましょう。
通販で買える排卵検査薬
妊娠を望むのであれば、女性はまず自分自身の排卵期を把握する必要があります。
そんなことをしなくてもパートナーと自然な形でセックスをし妊娠に繋がればいいと考える方もいるでしょうが、
真剣に妊娠することを考えるのであれば、自分の排卵期を知るということはとても重要なことです。
中には、基礎体温計を用いてデータを取り続けているという方もいると思います。
ただ、いくらデータを取ってポイントを定めていても、うまく妊娠に繋がらないというケースも実在します。
基礎体温計は、確かに優秀なアイテムです。
ですが、どんなに優秀な製品であっても、何かしらの欠点は抱えているもの。
基礎体温計でデータを取り続けタイミングを合わせているにも関わらず、なかなか妊娠できないのにはそれなりの理由が潜んでいます。
あなたやパートナーに健康上の問題がないことが大前提ですが、間違いないと思い込んでいるあなた自身の排卵期の判断に、実は微妙な誤差が生じている可能性があるのです。
排卵検査薬は、自分自身の排卵期の予兆を把握する上で非常に役立つアイテムとなっています。
基礎体温計と変わらない目的で使うもののようにも感じられますが、その役割は似て異なるものです。
結論から言ってしまえば、排卵検査薬でホルモンバランスの変化を知ることができれば、セックスのタイミングを誤る確率も下げられるようになります。
具体的なタイミングについては後述するとして、ここではまず排卵検査薬についてご紹介してみたいと思います。
排卵検査薬はその名の通り排卵を検査するためのアイテムです。
排卵を自己検査できるアイテムとして注目を集めており、通販でも購入することができます。
薬局でも購入は可能なのですが、処方箋の受付を行っているような店舗に限定されますし、一般的な商品棚にも陳列されてはいません。
薬事法の改正に基づき、その扱いが非常に煩わしいものになっていますので、人目に触れることなく手軽に購入したい場合は、通販を利用することをお勧めします。
様々な種類の排卵検査薬がありますが、初心者の方にはワンステップ排卵検査薬の選択がお勧めです。
ワンステップ検査薬は低予算で購入できる排卵検査薬で、その使い方も検査紙を尿に浸すだけといった実にシンプルなものとなっています。
ちなみに検査紙タイプの排卵検査薬は、価格が高いから高品質、安いから粗悪品...といったように、商品の価格差によって品質差が生じるような心配はありません。
価格に違いはあれど品質には差はなく、いずれの商品も非常に高精度です。
個人によっては、高精度であるが故に陽性反応が出るのが早過ぎると感じてしまう方もいる程です。
加えて、検査紙タイプの排卵検査薬で陽性反応が出るのが早過ぎると感じる方には、デジタル式のクリアブルーイージーデジタルの使用をお勧めします。
こちらはそれなりのお値段にはなりますが、ワンステップよりも感度が低く設定されている分、ホルモンの分泌が多めな方でも正確に判定できる確率を高められます。
いずれにしても初心者の方には、まずお試し感覚で費用負担の軽いワンステップ検査薬の使用をお勧めします。
ワンステップ検査薬でその感度や反応の度合いを見ながら、場合によってはデジタル式に変更してみるなど、自分に合ったタイプの排卵検査薬を選んでみてもらえればと思います。
セックスのタイミングについて
妊娠を考える上で、様々なことが理由でセックスの回数自体が少ないご夫婦にとっては、そのタイミングは非常に重要なものになります。
受精のためには精子と卵細胞が出会うということが最低限必要で、その二つが健康であるということも不可欠だったりします。
お互いの健康状態に何ら問題がないのであれば、意識すべきことはセックスのタイミングです。
セックスのタイミングが良ければ必ずしも妊娠するとは限らないものですが、タイミングがズレればズレる程に妊娠を実現させることは難しくなります。
だからこそ、月に一度訪れるタイミングを合わせることは、とても重要なポイントになるのです。
基本として、精子は毎日作られますが卵細胞は月に一度しか放出されません。
出来れば排卵すると同時に新鮮な精子を受け取ることができればいいのですが、このタイミングを計ることはなかなかに難しいものです。
そこで注目したいのが、精子と卵細胞の寿命の差です。
卵子は24時間程度と精子に比べて寿命が短く、一般的には排卵後6時間程度が最も新鮮な状態とされています。
一方精子は個人差こそあるものの、3日程度は生きて活動できると言われています。
これはつまり、セックスのタイミングは排卵当日だけではなく、少なくとも排卵の3日前頃からある...という理屈に繋がります。
要は、卵子よりも寿命の長い精子に女性の体内で生きてもらい、卵子と出会える瞬間を待ち受けてもらうように仕向ける訳です。
正にこうしたセックスのタイミングを計る上で使えるアイテムとなるのが、排卵検査薬です。
排卵検査薬は、排卵前に上昇する黄体ホルモンの量に反応して結果を返してくれるものですので、使用すれば排卵日の前日や前々日の把握ができるようになります。
基礎体温計を使用している方であっても、排卵検査薬を併用し確信を得ることで、よりその正確なタイミングに自信をもつことができるはずです。
出来ることであれば、排卵6時間程度のベストタイミングに合わせてセックスできれば一番いいのでしょうが、
卵細胞の寿命や生活のサイクルを考えると、一番のタイミングでセックスをするということはある意味至難の業とも言えるかと思います。
ベストタイミングを狙うばかりに妊娠に繋がらずにいるのであれば、
排卵検査薬を活用し排卵前日などにセックスのタイミングを合わせるようにする方が、妊娠への近道となる可能性はきっと高められるでしょう。
妊活に男女の境界線はない
最近、妊活という言葉がよく使われるようになっています。
ですがこの言葉は、例えば不妊症治療を行っている方などに限定されるようなものではありません。
妊活というものは、妊娠を望む方全ての方に当てはめることができる言葉です。
たとえ今現在は妊娠を望んでいなかったとしても、将来的に妊娠することを望み、そのために自分の健康や排卵期などについて意識をもつことがあれば、それも立派な妊活なのです。
そしてその姿勢には、男女の境界線などはありません。
女性であっても男性であっても、妊活はできるもの。
強いて言えば、今あなたにパートナーがいるのであれば、二人揃って行うべきなのが妊活なのではないかと思います。
もしあなたのパートナーが妊活に前向きではないのだとしたら、まずは話し合い、互いの気持ちを確かめ合うといったことも必要にはなるでしょう。
妊娠には女性と男性、2つの性が必要であることは間違いありません。
つまりは、どちらかだけが頑張っていたところで、実現することは難しいものだったりもするのです。
何も考えることなくただ自然に求め合い、子供ができることがあればそれに越したことはないでしょう。
ですが、新しい命が誕生するということは本当に奇跡的で、思いの外簡単なことではなかったりもします。
事実、あなたが今そんな現実と向き合っているのであれば、パートナーとのフィーリングももちろんですが、セックスのタイミングについても改めてみることが必要ではないでしょうか。
いずれにしてみても、妊活はあなた一人が孤独に頑張る必要などありません。
結婚をすれば、あらゆることは共同作業。
思い悩む気持ちも、前向きに頑張る気持ちも、二人で分かち合いながら進んでいってこその夫婦です。
ましてや子供の話ともなれば、二人が協力し合うのは当前のこと。
相手を思いやる気持ちを持つと同時に自分の想いも尊重し、互いに助け合い、出来る工夫は実践しながら、新しい命の誕生を夫婦一緒に待ち望んでみてはいかがでしょうか。