基礎体温計と排卵検査薬で分かること
基礎体温計や排卵検査薬といった製品については、全くの無知という男性も多いことでしょう。
女性でも使っている人もいれば使ったことのない人、存在すら知らなかったという方もいる程ですので、男性陣が知らなくても全く不思議はありません。
ここではそんな基礎体温計と排卵検査薬について触れてみたいと思います。
男性が直接的に使用するものではありませんが、女性がこれらの製品で何を把握しているのかを知っておくことで、今後の夫婦での妊活に有益に働くことがきっとあるはずです。
女性の身体は、毎月生理と排卵を規則正しく繰り返しているものです。
そして、その規則的な流れには女性ホルモンの存在が深く関わっています。
女性は子供が産める身体になれば、毎月子供を育てるために子宮の環境を整え排卵します。
排卵しても受精卵が出来なければ子宮環境はリセットされ、再び次のタイミングに備えるようになります。
言うなれば、女性の身体は毎月繰り返し新しい命ができるのを待っているようなものなのです。
ですが、女性の身体で何かしらのトラブルが起きていれば、その流れはスムーズなものにはなりません。
女性ホルモンのバランスが崩れていたり、うまく排卵が出来なかったり、病気を抱えていることなどが原因となり、受精、着床、妊娠というシステムがうまく作動しないことがあるのです。
排卵検査薬や基礎体温計といった製品は、これらの変調を把握する上で使える便利アイテムとなっています。
基礎体温計は、ホルモンバランスの変動とともに微妙に推移する体温を測定するための体温計です。
このデータを知ることで排卵期や排卵の有無、生理周期の計算や特定の病気の兆候などについて女性は把握することができます。
体調管理をする便利アイテムでもありますので、女性の中には妊娠を望む望まないに関わらず愛用しているという方も存在するものです。
一方、排卵検査薬は読んで字の如く、排卵期をチェックするための簡易的な検査紙です。
基礎体温計があれば排卵期もわかるようになるのでは?と感じるところですが、基礎体温計には基本的に毎日同じ時間に測定する必要があり、うっかり測定し忘れてしまうことでデータの信憑性が落ちてしまうというデメリットがあります。
また、基礎体温計は計った時点の体温の変動を測定するものですので、測定してその変動を知った時には既にベストな排卵のタイミングを逃してしまっている可能性も否定できません。
このため、より正確に排卵期を知りたい場合や普段から生理周期が乱れやすく排卵期の目処がつきにくい場合には、基礎体温計よりも排卵検査薬の方が有利に使えるアイテムになったりもします。
どちらを使用しているかについては個人差が生じるものでしょうが、妊活中の女性の中にはどちらか一方のアイテムだけではなく2つのアイテムを併用することで、よりそのタイミングを確実なものにしようとする方も存在しています。